Google Publication ADs

ここでGoogle八分が発生した場合を想像して一瞬薄ら寒くなりましたが、そもそもGoogleらしくないサービスな気もします。これを取っ掛かりにして、出版社が持つ雑誌(書籍ではなく)の編集能力とその成果物を買うのがゴールなんでしょうかね。図書館との提携による書籍取り込みと相互補完させようとか考えてるのかしら。出版業を覆い尽くせ!と。
「あらゆる情報を整理統合して人に伝えていく」というようなのがGoogleの社是だそうですが、インターネット企業としての現在の崇拝され度合いを担保にして、アナログな情報の整理統合までやり切れるかどうかで、今後の方向が見えてくるんじゃないかという気もします。だって効率化すんの難しいもん、属人性高いアクティビティは。
しかし私の認識が変わってきているのもあるでしょうが、なんかだんだんGoogleが国営機関みたいに見えるようになってきました。以前のNASAみたいな。んー。

米グーグル、雑誌の広告枠をネットで競売

 インターネット検索最大手の米グーグルは、雑誌の広告ページを企業など広告主に競売するサービスを米国で試験的に始めた。主な収入源はネット上に表示する広告だが、取り扱う広告媒体を雑誌にも広げて収入増を狙う。同社は取り扱い対象をラジオ広告に拡大することも決めており、ネットの枠を超えて「広告会社」としての存在感が増しそうだ。
 競売の対象は、グーグルが複数の雑誌から買い取った広告ページ。広告主は広告を出したい雑誌や広告の大きさとともに購入価格をグーグルに申し入れ、最も高い値段を付けた広告主が枠を競り落とす。雑誌の種類は自動車やコンピューター、生活関連など28誌。
 入札はグーグルのホームページで受け付ける。締め切りは20日で、落札者には3月3日までに電子メールで通知する。グーグルがページをまとめ買いするため、直接雑誌に広告を出すより広告料金は割安になる可能性が高いうえ、中小企業などもこれまでと異なるルートで広告を出せるようになる。米国以外でのサービスや、今後の事業展開については未定。 (18:45)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060210AT2M1000Z10022006.html

と思ったら、読み始めた梅田さんの本の序章に「世界政府のような機関が仮にあるとして、その機関が作りそうなものは全部作ろうと思ってる」とGoogle社員が語ってた(キラキラした目で)、という記述が。ああ、やっぱりそうなのか。インターネットはいまんとこ半永久的であっても、Googleはそこまでではなさそうですね。
電話回線の総延長距離のデータってないかなあ。推移グラフのシェイプをトレースしてみたい。音声通話なりDSLなりFAX通信なり、用途比率もあるようなのが最高なんですけれど。ああ、何を言いたいかというと、OSI参照モデルないまんとこのインターネットがいつ終わるのかを類推できないかな、ということです。