天使に出会った

「一人暮らしすると彼女できますよ♪」とか唐突に言われ、私がいつモテたいって言いましたか馬鹿とマジで反論してみたりしている昨今、時間調整にふらりと立ち寄ったマクドに天使がいた。
基本的に有象無象な集まりである顧客のそれぞれに対して、正しい営業スマイルを満遍なく配分しているその様は、きわめて正しい流通サービスのセオリーにのっとったものであった。「つうか営業じゃん。0 円だし」とか言い出すステレオタイプ馬鹿は今すぐ生まれ直せ。そんな戯言は飲食業を出自とする私には自明のことなのである。そういう環境下でも、スマイルを配分できる人材とできない人材には厳然と区分けが存在するという事実をなぜ認識しない。つまり、「なすべきこと」をきちんと実行しているという意味で、まさに彼女は天使なのであった。きっと彼女は「レタスが 40 円なんだよ!」という最近の私の一番の驚きに対しても、相応な驚きをもって受け止めるくれることであろう。そらもう、もう一度会いたい、と自然と感じてしまったというものなのである。
唯一の問題は、そのマクドが大阪にあるということくらいだ。
ちぇー。
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