正統派ジャジーミュージック

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つまんね、というと物凄い勢いで馬鹿扱いされるのであまり言わないようにしていますが、私はジャズが苦手。メタルほどではないけど、入れ込んでいる人に対しての「……で、楽しいの?」と言いたくなる感はどうにもなりません。理屈っぽいわりに音色に多様性を感じないとか、リズムが込み入っててグルーヴがつかまえられないといったあたりがその理由ですが、まあそれは私の軽薄な感性の正直な反映ですからしょうがありません。
おおスゲー、と思うジャズに今後出会えればよいけれど、いまんとこはマイルス・デイビスよりハービー・ハンコックが重要であり、ハービー・ハンコックよりビリー・ホリデイが重要であり、ビリー・ホリデイより宇多田ヒカルが重要な私です。
さて、そんな私でも楽しんで聴ける、ジャジー(あくまでも「ジャジー」であって「ジャズ」ではない)でグルーヴィーな、ムード一辺倒のアルバムの数々。毒にも薬にもなりませんが、流しておくと空気がひんやりします。