商売はお客様によって育てられるのです

某県が医療情報を積極的にXML化しているのは知っていましたが、それが順調に進んでいるそうです。というわけであらためて県庁へ出かけて、責任者の方にお話を伺うこととなりました。過疎地に最新のIT、その意味と意義、という非常に厳しくも正しい現実解の本質を伺ってくることにしましょう。
場合によっては、本当に泣くかもしれません。こうしたお仕事をいただけるとは、私は本当に恵まれています。

週次ペースくらいで来店いただいていたお客様が、あるころパタッと来なくなった。よくある話なので、そういえば来ないねえ、というくらいにしか受け止めていなかった。数ヶ月たったころ、そのお客様が2名で来店された。同行の方はご家族であるという。「お久しぶりですねえ~」というと、「ずっと入院してたの」とおっしゃる。「ではたくさん召し上がってくださいね」とお約束を返した瞬間、戦慄が走る。「がんセンターへね」。

「最後にここで食事ができてよかった」とおっしゃって退店されるお客様も、私たちは変わらずお送りしなければなりません。シビア過ぎてつぶれそうな局面もあれど、商売はお客様によって育てられるものなのでしょう。