「音楽がまた面白くなってきて多幸感を感じる」っていうと言葉のニュアンス的にちょっとアレなんですけど事実なんだからしょうがない

「多幸感」っていうフレーズが一番使われるのはたぶんアノへんなのは理解しているんですけど、どうしても使いたい気分だからしょうがないので言葉そのものとしてそういいます。知覚変動が起きたきっかけを羅列すると…

・ Beatport.com
・ The Goonies “R” Good Enough
・ Perfume
・ WAX ON Records
・ ニコサウンド
・ ブリストル軍団のリリースラッシュ

といったあたりです。

beatport.com が Basic Channel を完全デジタルリマスターで販売開始したり iTunes Store より全然安い価格設定で絶好調とかって先に Software as a Service の結実を見出したりとか(だって、DJ ユースのリアルタイムミックスソフトと、音源のオンライン販売サービスが直結してるんですよ?フロアに持ってきてないあの曲を現場で「購入」とかできるんですよ?)、シンディ・ローパーよりよく聞こえる Goonies のファミコン音色とか、Perfume の太いリズムとキュートなボーカルのギャップとか、WAX ON Records に再発見した、ちゃんとしたダウンテンポなビートの奥深さとか、ニコサウンドにおける昼と夜のトランザクションの異常な差異(3人待ちと430人待ちくらい違う)とか、remix 誌の表紙がマーク・スチュワート先生で瞳孔開いてるところにポーティスヘッドの新譜がかかってレコード屋全体が音飛びしているように聞こえたとか。ほかにもほかにも、たくさん。

脈絡なさすぎのように見えますが、いろんな方向性に伸びてしまっている私の触覚に触れるものがここんとこ増えてきていて、Steve Reich の Drumming 来日公演を見逃したあたりから火がついて、栄養分を体中のいろいろから吸収している感じです。これまでの経験からすると、吸収力が上がっているときはおのずと良質のものに出会う確率も上がるので、しばらくとても楽しめそうな予感でいっぱいです。

目下最大のプランはマイブラや Tortoise performing Millions Now Living Will Never Die を見るために 9 月にニューヨークへ行くかどうかなのですが、このまま多幸感が続くようなら行っちゃうんでしょうね、というあんばいであります。

とか言っているうちに、The WIRE 誌の最新号が Wolfgang Voigt です。ヤバい。寝る暇がない。