リセットボタンの歴史

瞬間的に旬を迎えている議論で見かけた一節。

“もう B ボタンキャンセルするのはやめろ。早く進化しろ。”

虚構新聞社主の悲しい勘違いによる主張をはい論破
http://anond.hatelabo.jp/20120517123355

「いろいろあっていいんじゃん」派、「騙されたらエヘヘとごまかす」班の僕としては、本論はどうでもいいです。冗談なのかマジなのかわかりにくいインターネットでは、プロレスのアングル的な風味をかぎわけるのは本当に難しい。

ただ、叱られ方としてドキッとしました。B ボタンキャンセルとかリセットボタンとかって、凄い概念だよなあと。あらためてハッとしました。

だって、リセットボタンなんていう神の視点、本来ありえないのに僕の心のなかではハッキリと機能していますからね。というか、ある世代以降の人は皆が持っている共通の観念のようにすら思えます。アンサイクロペディアですら、「リセットボタン」についてはきわめて普通のことしか言えていませんし。

リセットボタン
http://ansaikuropedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3

リセットボタンを一般化したのはファミコンだろうと思うのですが、とりあえず Wikipedia によるとルーツは Atari のようです。

“ゲーム機としてはポーズボタンとリセットボタンが初めて搭載され、その後のゲーム専用機に影響を与えている。”

Atari 5200
http://ja.wikipedia.org/wiki/Atari_5200

レトロゲーム機のサイトで調べてみると、ゴツいコントローラに「RESET」というボタンがたしかに搭載されています。ここから全てが始まった、ということでいいのかな。

20120517_Atari5200

MyMedia Retrospective – Atari 5200
http://ds.mmgn.com/News/MyMedia-Retrospective-Atari-52-BKW

しかしそういえば、アレフガルドの天気予報をしているような Web サイトに対して、 B ボタンキャンセルすんなというのもおかしな話ですね。