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チーム・ガイスト

どうにもジュニーニョやマルコス・アスンソンばりの無回転ミドルを打つ選手が各国に続出中。開幕戦のラームなんてちょっとありえない弾道だし、ロシツキーの1点目も、ボールの特性をわかった上でのキックのように見えました。

町工場発究極ボール、公式球に採用…夢を支える
http://www.yomiuri.co.jp/wcup2006/news/20060529iew3.htm

しかし、ちょっと多すぎる気もしますな。ミドル打たせる分にはだいたいOK、というディフェンスが通用しないんじゃあ、チーム構成も変わるでしょう。ブラジルがゼ・ロベルトよりジュニーニョという選択をしたり、イングランドのキャノン砲2名が倉内を無視して打ちまくったり、とか。守備を考えるより打ったほうがいいんじゃないか、と。
ともあれ、まともなシュートが2本くらいしかなかった気がする日本代表の現実についてはもう考えてもしょうがないわけですが、生中継を一切放棄して100億円規模らしい放映権料投資を避けたスカパーの株が、爆下げした日経225中で上昇したわずか3銘柄のうちの一つなのには、苦笑せざるを得ませんでした。
別に市場原理が正しいとも思わないけど、日本代表に必要なのは夢とか感動とかではなくて、そのシビアさなのかもしれません。成長をめざした努力を続け、失敗や挫折を受け入れ、挑戦や再起を応援する、という健康なサイクルがどこかでまわらなくなってしまっているのでしょうか。