Archive for the ‘Sound’ Category

ガガさん SNS

20120323インバイトコードが届いたのでさっそく入ってみたらこんな感じでした。

Pinterest ライクなページ構成で、インパクト優先の作りのようです。”Like” と “Follow” がメインで、コメントの付け合いもあんまり重視されてないっぽい。ガガさん関連画像、動画やコメントがファンによって大量にアップされています。ガガさん七変化を一画面で堪能 :-)

つなぎ方の設定がいまいち明確でないので fb や tw とは連携してませんが、おそらくフィードもされるんでしょう。運営の観点から見ると、それぞれのプラットフォーム用にアプリ作って運用していくよりハンドルしやすそうな印象です。

デジタルに加速する一方の欧米エンタメ業界を見てると、「ファンを大事にしている」のと「優良顧客の囲い込みをしている」のが同義すぎて清々しいくらいですね。

たとえば「ジャニはネットに画像出すことも NG 」って方針はかえってもっと見直されてもいいかもしれません。この先は、もはやそのほうが価値が高くなってくるでしょうし。

littlemonsters.com
http://littlemonsters.com/

「♪ 白いペレを見つけたぜ ウェイン・ルーニーというヤツらしい」と応援歌を歌いながらルーツを探訪

“You’ll Never Walk Alone” がリバプールやセルティック、FC 東京をはじめとする世界中のクラブで歌われているように、サッカーの応援歌はチーム横断で愛されることが多いですね。

たとえばマンチェスター・ユナイテッドではルーニーの “White Pele” で有名なこの曲、プレミアリーグの中継を見ているとあちこちのチームで歌詞を変えて歌われています。ラグビーでも得点時のチャントとして歌われているようで、国民歌のひとつなんでしょう。日本の野球でいう “ダッシュケイオウ”(=ファミスタのアレ)や早稲田の “コンバットマーチ” みたいな。

さて、とても楽しいこのメロディ、誰の曲なんでしょうか。

まずたどりつくのが「The Piranhas」の “Tom Hark” という曲。ホーンが効いてるキャッチーなスカです。1980 年のヒット曲で、質問サイトでもたいてい「これがオリジナルだ」といって紹介されています。

いかにも UK ポストパンク風味なこの曲、でも実は彼らのオリジナルではありません。1964 年へ 15 年余さかのぼると、当時レゲエのアイドルだった「Millie Small」によるキュートな曲が見つかります。

かわいい。

しかしこれでもまだオリジナルではなくて、さらに古い「Elias and His Zig Zag Jive Flutes」というグループによる、南アフリカのストリートミュージック「クウェラ」調の録音があります。1956 年。1958 年にはイギリス本国でチャートイン。

アフリカが起源なのはある意味定番コースなのでこれでやっとルーツ発見かと思ったら、Wikipedia には更にこういう記述がありました。せ、1927 年!?

The tune (which was based on a 1927 melody by Herbert Farjeon for I’ve danced with a man, who’s danced with a girl, who’s danced with the Prince of Wales) was picked up in the UK and used as the theme music for a TV show, The Killing Stones.

Jack Lerole
http://en.wikipedia.org/wiki/Jack_Lerole

ここで指摘されているメロディのルーツ、「Herbert Farjeon」による “I’ve danced with a man, who’s danced with a girl, who’s danced with the Prince of Wales” という長いタイトルの曲、残念ながらいまんとこオリジナルの録音が見つかりません。

ただ同曲は 1978 年に “Edward & Mrs. Simpson” というTV ドラマのテーマ曲としてリメイクされているようで、それがおそらくこれ。

なぜか “God Save The Queen” や “リパブリック賛歌 (=Glory Glory Hallelujah)” も一緒にツギハギしている雑な作り。うーん、なんか違うかな?

ともあれここまでをまとめてみると、”Tom Hark” はどうやら

1927 イギリス本国で作られたらしいオリジナルメロディ
  ↓
1956 南アフリカのストリートでリズミカルに発展
  ↓
1958 イギリスへ逆輸入されてヒット
  ↓
1964 ジャマイカンへも波及してスカ化
  ↓
1980 レゲエ好きなポストパンク世代がリメイク
  ↓
2012 スポーツ好きの愛唱歌

といった歴史を歩んでいるメロディのようです。

思いのほか歴史が長くてびっくり。Wikipedia と YouTube だけでここまでわかるのにも改めてびっくり。そしてルーニーが白いペレであることは間違いないので、それはびっくりしない :-)

“No Music, No Life” vs “My Inspiration”

20120309タワーレコードの広告タグラインといえば “No Music No Life”。ミュージシャンが音楽を語ります。

いっぽう HMV(たぶん UK のみ)では、 “My Inspiration”。ミュージシャンをはじめとする音楽界の人が、インスピレーションを受けた歌詞や書籍の一節を引用しています。

わりと似たルック&フィールな両者ですが、タワーはミュージシャンの人間性とかタレント性にフォーカスを当て、HMV は音楽の創造性とか超越性にフォーカスを当てている感じでしょうか。

「コメント」より「歌詞」のほうがソリッドになるし、タワーの黄色と HMV のモノトーンのタッチの違いもあって、比べてみるとタワーはより柔らかく、HMV はより力強く映りますね。

日本語の歌詞は等身大視点のものが多いから、HMV のような見せ方はちょっと難しいかもしれません。HMV からいくつか引用。

201203091
ジェームス・ラヴェルは Massive Attack を。

201203092
ポール・マッカートニーはディランを。これいいなあ。

201203093
たまに “Our Inspiration” ってトリッキーなバージョンもある。

まあなにしろ、音楽は良いものだ :-)

NO MUSIC, NO LIFE AD COLLECTIVE
http://towerrecordsjapan-nmnl.tumblr.com/

HMV: My Inspiration
http://gallery.qthemusic.com/gallery/hmvmyinspiration/default.aspx

Kraftwerk 3D

YouTube で見たってたいして意味ないんだけど、去年ミュンヘンで行われた “Kraftwerk 3D” が大変かっこよい。歓声の感じからして、かなりビュンビュン飛び出したり引っ込んだりしている模様。

これ見るために海外行くっていうのも全然アリだなあ。

Dance To The Radio!

そっか。キラキラ終わっちゃうのか……。

2012年01月26日(木) キラ☆キラ オープニング
http://www.tbsradio.jp/kirakira/2012/01/20120126.html

4大メディアで何が一番好きかといわれれば、間違いなくラジオです。これはもう完全に個人的体験の積み重ねによるもの。

幼少の頃、毎日曜日にロイ・ジェームスの不二家歌謡ベストテンを楽しみに聴いてたり。小中学生の頃にソニーの自作キットで AM ラジオを自作して、玉置宏~加藤諦三テレホン人生相談の流れに大人の世界を垣間見たり。高校から大学は電気グルーヴに完全にアテられてたり。大阪での角淳一の知名度にラジオの土着性を知ったり。ナイナイ岡村の復帰最初のトークも衝撃だったし、タマフルの膨大な情報量を吸収していく感じもいいし。

こないだのハシエンダで Joy Division “Transmission” がかかった時には、サビの “Dance, Dance, Dance, Dance, Dance to the Radio!!” で自然と絶叫していました。「孤独を抱えながらも、遠くからやってくるラジオのサウンドに心を寄せる」という歌詞と同じように、ラジオの先にいろんなものを見てきたのです。

キラキラは、出会ったのが精神的にしんどかった時期だったのもあって、惹きつけられてからこれまでずっと楽しんできました。

小島慶子の視点は癖が強いから、「先進的な主婦」ふうに振れた時の感覚に違和感を感じることもあったけれど、番組にはなにか面白いことが起こっているワクワク感が常にありました。何時間ものバカ話のバックに I Am Robot And Proud やら Rinôçérôse やらがかかっている不思議な空気感も心地よかったです。

終わってしまうのは残念だけど、「この時期聴いていたラジオ」として僕の人生の一ページに刻まれたのは間違いありません。

しかし、その難しさもよくわかるから複雑な気持ちだけど、マネタイズでの衝突が終了の理由っていうのは惜しいなあ……。

Peter Hook + Bez をみてきました

マンチェスターは懐深い。

人生で一度だけ、ダッチワイフとポゴダンスを踊る人を見たことがあります。マンチェスターに滞在していた時のことです。クラブの片隅とかじゃなくて普通に明るいパブだったのに、二度見もせずに「うむ」と受け流せる違和感のなさ。街が持っている懐の深さゆえ、でしょうか。

というわけで、マンチェスターからやってきた Peter Hook と Bez をみてきました。フッキーがかけたみんな大好きあんな曲こんな曲も楽しかったんだけど、自分的ハイライトは最初のベズの登場。

バックにかかっていたのはたぶんこういった曲。

  • “Hallelujah” Happy Mondays
  • “Connected” Stereo MC’s
  • “I Am The Resurrection” Stone Roses
  • “Kinky Afro” Happy Mondays
  • “Yé ké yé ké” Mory Kanté

煽りの合間に突然、マンチェスター・ユナイテッドの凱歌 “Glory Glory Man United” を歌い出し、”As the Reds go marching On! On! On!” と一緒に歌えたところで、僕の中の何かがハジケました。幸せ。

20120122手刀でモンキーダンスを披露するベズさん(47)

The Shamenのサイケ感は唯一無二

Underworld共演動画発見記念。

PVのコリン・アンガスの特殊戦隊みたいな衣装はダサかったし、Mr.Cのラップスタイルはお世辞にも洗練されてるとは言えなかったけど、シェイメンが”Move Any Mountain”で創り上げたサイケデリックな質感は、いまだに聴けるオリジナルなものだ。チープなトランペットみたいな音が特徴あり過ぎ。

Ebeneezer Goodeの印象が強すぎて一発屋感が強いのが残念。

よい瞬間の記憶の記録

「今その瞬間にベストを尽くす」、「ベストを尽くし続けて積み重ねていく」ような生き方は理想的だ。でも実際には心も折れるし波もできる。それはまあ、凡人として生きる以上しょうがないことだろう。

だからこそ、良い瞬間の記憶は大切にしておきたい。

明るい日差しを通して、努力の結果を身体で感じられるような瞬間とか。良い音楽を聴いた瞬間の、未来が信じられる感じとか。あるいは、あれだけ輝いていた2007年のPerfumeのどこかに「これは今だからこそ、なのかなあ」という不安めいたものを見ていた感じとか。

社会的な幸福指数に自分を見出すのも良いけれど、パーソナルな「良いバイブス指数」みたいなものを意識してみたっていいだろう。”All the people living in love and peace”と歌うより、”Every man and woman is a star”と歌うほうが価値があることもある。

Felix “Don’t You Want Me”は、僕がたぶん人生最高クラスに良いバイブスを感じていたころのBGM。

当時「新型UKハウス」って言われてた気がするけど、20年たった今でも「新型感」健在。色あせない。